当店で使用しているコーヒー豆を入れる袋について

コーヒー豆用の袋にはたくさんの種類がありますが、当店では50g袋以外の全てのコーヒー豆をアロマキープパックという特殊な袋に入れてお客様のお手元にお届けしています。

アロマキープパック

新鮮なコーヒー豆はたくさんのガスを出します

コーヒー豆は焙煎してから数日間炭酸ガスを出し続けます。このガスが出るか出ないかが新鮮なコーヒー豆を見分ける物差しの1つになるのですが、問題もあります。

焙煎からあまり時間が経過していないコーヒー豆を通常の袋に入れて真空状態に。

コーヒー豆を真空状態に

そのまましばらく時間が経過すると・・・

炭酸ガスで袋がパンパン

このようにパンパンに膨らんでしまい、袋が破裂する可能性もあります。

アロマキープパックは通常の袋とは違ってこの炭酸ガスを外に逃がす事ができます。

アロマキープパック仕組み

上の図の赤マルで囲っている部分にガス抜きバルブがついており、コーヒー豆が放出した炭酸ガスが外に抜ける仕組みになっています。

この仕組みによって通常の袋では販売するのが難しい炭酸ガスをたくさん放出している新鮮なコーヒー豆をお客様に販売する事ができます。

コーヒー豆は繊細です


焙煎後のコーヒー豆はとても繊細で、空気中の酸素や水分に触れる事で劣化してしまいます。

特に粉にしたコーヒー豆は表面積が増える事により、豆のままよりはるかに劣化しやすくなってしまいます(できるだけ挽かずに豆のままで購入して欲しい理由の1つ)。

このアロマキープパックは少しでもコーヒー豆を劣化しにくいような作りになっています。

外気が入りにくくガスだけを逃がす

コーヒー豆から出る炭酸ガスは外に放出し、外気は入りにくい構造で、さらにチャックがついているので開封後も密封度が上がっています。

アロマキープパックは通常のコーヒー豆用袋に比べるとはるかに高価ですが、「ガスをたくさん放出する新鮮な豆を販売できる」、「外気に触れにくくする事で豆の劣化を遅らせる」という重要な役割を担っているのです。

ただし、もちろん劣化しなくなるわけではないので、香り高く美味しいコーヒーを味わっていただくには開封後はできるだけ早く飲む事と保存方法が重要です♪